知っておきたい英語のリズム則
一つの塊(かたまり)として英語の単語群を考えて下さい。
その中で話者が相手に伝えたい塊と、比較的どうでもいい塊があります。
例えば塊が一つの文章で三つあったら三つ目が大きい場合もあり、一つ目が大きい場合もあります。
実例をあげると I accepted his learning plan as he’d said. という文章があったとしたら、
① I accepted、②his learning plan、③as he’d said.の三つの部分に分かれます。
文章の中で「受け入れたくない内容を受け入れている場面」であれば①を強く読んで強調するでしょう。
また、偉人伝のような全体文章で、全体文章での「彼」のすばらしさを伝えたい一つの文章であれば①から③を考えたら②か③を強調します。
会話にはリズムがあるのです。
リズムはとても重要です。
英語会話ではスピードを意識
スピードを微妙に調整します。
例えば前述した英文の例では強調したい部分を文脈に応じて①の塊を強く読んで、なおかつ少しゆっくり読むのです。
あまりゆっくり過ぎると強調しすぎて駄目な気もしますが、日本人は概してこの点を軽く考えすぎなので少し嫌味なくらいに強調すると相手により強く伝わります。
むろん、会話をしながら相手の目を見て表情を楽しんで会話を進めます。
相手が引いていない場面を確かめて自分の意見を可能な限り伝えるのです。
文章全体の中で一番伝えたい内容を自分なりに理解構築して、「ここが文章の肝だ」と思えるところを強く大きな声で、よりゆっくりと読むと伝わりやすいです。
相手の方が会話を重ねている筈なのですが、相手も伝えたい気持ちをスピードと音の強さで分かってくれるのです。
遅すぎ・大きすぎは駄目なのですが、出来るだけ遅く、出来るだけ大きく言葉を発していってください。
単語のアクセントを考えるように文章のアクセントを考えてみて下さい。
相手にストレスを与えない程度に考えてみて下さい。
出来るだけ大きく言葉を発していってください。
1単語でのリズムがあります
語幹という言葉がありますが単語ごとにも意味的な区切りを含んでいる小さな塊があります。
例えばprepareであればpreの部分が予め(あらかじめ、まえもって)という意味を持ち、pareの部分が準備という意味を持ちます。
語幹については沢山の本が出されているくらい深い内容なのです。
歴史として語学体系としての英語が成立する以前からの音や意味合いを伝えています。そんな要素を組み合わせてください。
全体文章でのリズムがあります
内容語(強く・遅く発音) | 機能語(弱く・速く発音) |
名詞・形容詞・動詞副詞数詞・他 | be動詞・人称代名詞・前置詞・接続詞冠詞・他 |
別の考え方を纏めてみました。
塊で会話の伝達が進むとも考えられますが、塊の中でも(たとえば)名詞はより強いです。
強く音を出してゆっくり伝えて内容がより重要です。文章の中でより重要です。
もちろん、文脈に応じて前置詞や冠詞も強く発音されるときがあります。
例えば天涯孤独だと思っていた子供に、その子のお母さんがいる場所を伝える場面ではatの音が強くなります。単語がユックリ出てきます。
語幹の理解と言葉の歴史
語幹に関しては別稿を設けて考えても良いと思います。
語幹の意味に対する逸話は奥深いです。
もう一つだけ例をあげておくとimportです。「内側へ」という意味を付け加えるimという接頭語に、「運ぶ」という意味のportという語幹が連なり「輸入する」という言葉となります。
無論、母国語を学ぶ人々は色々な単語を学ぶ中で自然と語幹に対して、おおよその使い分けがわかるものです。
外国の言葉を学ぶ際には個々の分析が役に立ちます。記憶の定着等に活用しましょう。
〆最後に〆
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