書評を残します
今回も面白いと思った本にコメントします。松下健次郎さんの書いた「Web文章作成&編集術」です。
著者によると「煮詰まった時の処方箋として」活用するために書かれていて逆引きハンドブックをうたっています。多分に実用的な辞書的な本です。
項目ごとに
解説がされてます。
興味深い話題
基礎知識から話題を沢山集めてあります。以下項目を順に解説しています。
Web文章作成&編集の基礎知識
全ての作業を始める前に先ず方針を決めます。執筆をより短くする為には方針を決めた後に構成を決めてブレずに書きましょう。
執筆時間は出来るだだけ長くとるべきですが、その時間で出来るだけ沢山の推敲をしましょう。
基本として徹底すべきは結論を完結に伝えます。結論はなるべく文章の初めの方にあるようにしましょう。
論拠を支える理由は、具体的に詳しく多めに用意して伝えましょう。
図を多用しましょう。
読みやすくするテクニック
長い文章は読み手にはストレスになります。文の節目で出来るだけ区切りを付けて段落に分けていきましょう。
そして話題が変わるタイミングで見出しをつけます。【h2】や【h3】といった見出しタグでGoogleに検索のヒントを与える効果もあります。
あくまで自然に
見せていきましょう。
作業分担のヒント
紹介している著書ではライターさんとの作業を想定しています。本を読みながら「ライターさんと作業する場合」を意識して読んでみました。自分だけで作業する時にも有効な考え方です。
私は文章を書くことに興味があるので、むしろ「ライター側として注意すべきなのだ」と意識しながら読んでいました。
ユーザーに伝えたいメッセージや、情報の優先順位を伝えましょう。
守っておいて欲しいことを伝えましょう。
説得力を増す表現術
説得力を持たせるために先ず、誤字·脱字を極力減らしていかないといけません。
そしてタイトルと見出しを説得力のある言葉にするべきです。具体的には、「製品概要」、「機能」、「価格」と見出しをつけていくと駄目です。代わりに「これぞ格安スマホ」「先進の画面補助機能を搭載」「何よりお値段2万円以下」と置き換えてみましょう。
また何より傾聴力を考えて想定読者の目線を意識します。初めは分かりにくいのですが想定読者(ペルソナ)がいつもネットの向こうに居るからです。
難しい言葉になってしまいますが、読者目線ってとても大事です。
タイトルと見出しでのその他
その他に「本文よりわかりやすく、やさしい表現」「オトクな点の言語化」「意外性からもアピール」「語気の強調、問いかけ」をより強く意識して作業します。
集客向上の為のテクニック
原稿執筆時の2022年の時点でも全く普遍的な内容です。2010年に書かれた内容ですから現在はSNSをより意識した戦略をたてなければいけません。
この本は文章作成&編集術の基本として徹底すべきです。用語の再確認はそうした意味で重要です。
誇大広告に注意
例えば、いわゆる「景品表示法」施行の昭和37年以降、誇大な表現は不用意に使えない意識する必要があります。
具体的には、絶対、あり得ない、100%、永年、永久、完璧、という言葉が耐用年月のある商品の宣伝で使われると誇大広告が適用される恐れがあります。
言葉を間違えたら大変
笑顔が溢れるでなく笑みが溢れる、風の噂でなく風の便り、極めつけでなく極めつき、働きずくめでなく働きづめ、おもいもつかないでなく思いもよらない。
言葉を適切に選んで信頼を得たいです。指摘を受けてみると「確かにそうだ!」と気づくはずです。
そして、安心感を与えましょう。
〆最後に〆
以上、間違い・ご意見は
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適時、返信して改定をします。
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