EUが合弁規制で調査?!
先ずそもそも米国企業である、マイクロソフトとOpenAI社に対してEUが規制をする構図に着目します!!外国の企業活動なのですよ、ね。
色々調べていくと今回の合弁規制への調査検討は「EU内企業の成長を阻害する」という懸念が含まれているようです。確かにテクノロジーに強い2強が抱き合わせ製品を作ったら脅威ですよね。後から他社は参入しにくくなりそうです!!この懸念の一部には、EU内の企業の成長を阻害する可能性が含まれているようです。
テクノロジー分野において、特定の大手企業が市場を支配することで、競合他社が参入しにくくなり、イノベーションが阻害される可能性があります。合弁や提携によって、これらの企業が結託し、市場での影響力を増大させることが懸念されているようです。
EUは、これらの事態に対処するために、独占禁止法や競争政策を用いて調査や規制を行うことがあります。EUの競争政策は、市場の健全な競争を促進し、企業が不当な支配力を持たないようにすることを目的としています。
マイクロソフトの投資
そもそもChatGPTを作っているOpenAI社に対して、マイクロソフトは一兆円以上を注ぎ込んできました。MicrosoftがOpenAIに投資したことは以前から知られています。2019年7月には、MicrosoftがOpenAIに1億ドル以上を投資し、両社が協力して人工知能の研究や開発を進めることが発表されました。
先日のサム・アルトマンの解任劇でもOpenAIを追われたアルトマンを養護していました。
二社の関係、交流は深いです。
マイクロソフトの目論見
マイクロソフトがOpenAIの技術やデータを有効活用したら世界市場での、マイクロソフトの優位性は高まります。以下はその理由に関するいくつかのポイントです:
クラウド強化とAIの統合:
マイクロソフトはAzureというクラウドプラットフォームを強化しており、OpenAIの技術を組み込むことで、クラウド上でAIサービスを提供することが可能になります。これにより、企業や開発者はAIを利用しやすくなり、クラウド上でのシームレスな運用が実現されます。
先進的な自然言語処理技術:
OpenAIは、自然言語処理における優れた技術を持っています。これを組み合わせることで、マイクロソフトのプロダクトやサービスがより洗練された言語理解や対話型機能を提供できるようになります。これは、クラウドベースのアプリケーションやオフィスツールにおいてユーザーエクスペリエンスを向上させるポイントとなります。
多岐にわたる業界への応用:
OpenAIの技術は、言語処理だけでなく、画像生成、機械学習などにも応用可能です。これにより、マイクロソフトは様々な産業や分野において、AIを活用した革新的なソリューションを提供できるでしょう。
データの利活用:
OpenAIは膨大なデータセットを用いてモデルをトレーニングしています。これにより、マイクロソフトは様々なドメインで高度な性能を発揮するAIモデルを展開できます。データの豊富なOpenAIの技術を活かすことで、マイクロソフトはより正確で汎用性のあるAIを提供できます。
グローバルな競争力の向上:
OpenAIの技術を導入することで、マイクロソフトはグローバル市場での競争力を強化できます。AI技術は今後ますます重要となるでしょうから、これに優れたアクセスを持つことは、企業にとって大きな利点となります。
特にマイクロソフトは近年、クラウドを強化していて、AIの運用で両サービスを抱き合わせて運用出来たら、メリットは大きいのです。
結局は見直し??
EUの合弁規制は公正な競争を妨げる恐れがある際にはM&Aを評価できます!!今後はマイクロソフトとOpenAI社の海外戦略が見直されます。EUの動向次第で両社はビジネスモデルや提携の形を見直すべきでしょう。
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