中国の車IT化における優位性【テンセント・広州汽車】

未分類

歴然とした競争力の差

(2024/4/30改訂)2024年4月26日付け日経新運の記事を起点に考察してます。きっかけは北京モータショー。そこでテンセントとトヨタ自動車が戦略提携を発表しました。トヨタと言えども単独で中国での技術競争に太刀打ちができないという判断です。(すでに2024年3月発売のカムリに同社の技術を使っています。)

中国市場は大きなポテンシャルを持ち、その規模と成長率は自動車メーカーにとって非常に魅力的ですが、同時に競争も激しいです。特に中国のテクノロジー企業は急速に成長し、自動車産業における新たなプレイヤーとして台頭しています。

テンセントという中国のテクノロジー巨人とトヨタ自動車との提携は、両社がお互いの強みを生かして、中国市場での競争力を高めるための戦略的な動きでしょう。テンセントはモバイルテクノロジー、インターネットサービス、AIなどの分野で強みを持ち、トヨタは自動車製造技術や品質管理などでの経験と信頼を有しています。この提携により、テンセントのテクノロジーを活用してトヨタの車両に新たな機能やサービスを組み込むことが可能になるかもしれません。また、トヨタの製造力や品質管理のノウハウを活かして、中国市場向けの製品を効率的に提供することも期待されます。

この提携は、両社が単独で達成できない市場への進出や、競合他社との差別化を図るための重要な戦略となるでしょう。自動車産業の未来はテクノロジーとの融合によって大きく変化してます。

このような提携は車業界全体の方向性を示すものと言えます。

広州汽車集団の技術力

背景として車の電動化、IT化が高度に進化している事情があります。中国国有企業の広州汽車集団のAION-Vは地図情報に頼らないでGPS、高性能センサーの活用で自動運転します。自律制御のレベルが高いのです。(2020年よりレベル3の自動運転を実現

地図情報に頼らず、GPSと高性能センサーを活用して自動運転を実現するというのは、先進的な技術の一端を示しています。自律制御のレベルが高いということは、安全性や効率性が向上し、将来的には交通事故のリスクを低減し、交通渋滞の解消にも寄与する可能性があります。

このような先端技術の採用は、自動車産業全体の発展にも
大きな影響を与えるでしょう。

異業種の参入

ホンダ自動車もファーウェイと連携します。また、スマホのシャオミもEVを発表しました。日産自動車も提携を検討中だと報じられています。

シャオミがEVを発表したというのも、EV市場の拡大を示す重要な兆候ですね。ますます競争が激しくなりそうですが、それが消費者にとってより良い製品や選択肢をもたらすことを期待します。

輸出障害との葛藤

日本メーカーが中国と組む障害は米国での規制です。輸出が難しくなります。

それでも中国市場は魅力的です。「2020年には中国勢のシェアが38%だったのに対して、2023年には56%に上昇しています。対して同年に日本勢は23%から14%にシェアを落としているそうです。(日経情報より中国でのシェァ比較)」

それでも、中国市場の成長率や潜在的な利益は多くの企業にとって魅力的です。特に、日本メーカーが中国と提携することで、市場へのアクセスや地域内での生産拠点の構築など、さまざまなメリットが期待できます。ただし、政治的なリスクや市場の変動性も考慮する必要があります。

〆最後に〆

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
全て返信できていませんが 見ています。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

全体の纏め記事に戻る
雑記の纏め記事に戻る】]

コメント

タイトルとURLをコピーしました